デジタル化推進による電子帳票システムの導入インタビュー

第一金属工業で導入された電子帳票システムについて、開発担当者の菊池課長(影山グループのICT企業株式会社クラフトーチ)と松原統括本部長(第一金属工業)にインタビューをさせていただきました!

 

DKK 電子帳票システムについて

「まだまだ先駆けの第一歩。ここからどんどん進化します!」(菊池課長)

第一金属工業(DKK )では、今まで点検表やトラブル事例などを手書きで紙に記入し保管していましたが、 4 月から本格的にデジタルデータ化(電子化)の運用をスタートしました。あくまで第一段階なので今後さらに進化させていく予定ですが、現段階では主にプレス機や金型の点検表を電子化して管理しています。

紙だと保管する場所も必要で、検索や集計も簡単に行えず、手書きのため誤字脱字などの問題がありました。電子化することによって確認も管理者用の画面を作り承認する形になり、過去のプレス機の点検記録などをすぐ見ることができるようになりました。

 

システム化するにあたり大変だったこと

今までというより今後のメンテナンスが重要かつ大変な作業になってくるのかなと思っています。

 

どこまで進化する予定?

現在行っているパトロール検査の手書きの検査表も電子帳票システムに組み込みたいと考えています。そうすることにより、実際の不良品だけでなく、その前後で生産した製品も動的にチェックしていく仕組みを作っていく予定です。

 

電子帳票システムの導入をしたいと思った理由

「入社して 10 年以上の思いが現実になって、とても嬉しい」(松原統括本部長)

入社当時からずっとシステム化したいと思っていました。手書きだと、ミスも起こりやすく汚れたり紛失したり…。今までプレス機 26 台分全部手書きで、さらに各プレス機には少なくとも3枚のチェックシートがあったので、それを確認していくのは結構大変 でした。

そのため、システム化させた方が確実だなと。仕事の基本スタンスとして、人の手を減らしていかに効率よく仕事ができるかかが大切だと思っているので、導入したいと思っていました。 しかし、コストの問題や作業手段の変更をしなければいけないなど課題もあり、なかなか導入できずにいました。そもそもシステム化をできる人がいませんでしたが…。

 

導入決定時の心境

影山グループにインしたのが去年の3月で、まずそこで社長と面談をしました。会社全体でシステム化を進めていると言っていたので、第一金属工業でも導入できますかと聞いたら「できる」と言っていただいて、そこが本当のスタート。

システムの導入には、もちろんコストがかかるので導入するメリットを社長にプレゼンしました。その際、同じ影山グループのICT企業であるクラフトーチの方々もたくさんアドバイスをくれ、プレゼンも同席をしてくれました。社長の承諾を得たときは、責任を感じたけれど導入できる喜びが強くて、本当に嬉しかったです。

 

実際に導入してみて

導入したばかりですが、今まで現場でしか確認できなかったことがオフィスでも確認ができるようになったので、トラブルが起きてもすぐに確認が取れ、流れも把握でき、しっかり記録に残るの で狙い通りにはなっているなと思います。あとは、皆に慣れてもらうことと、データをこの先どのように活用していくかがこれからの課題です。ただ入力するだけでなく、さらに良くするためにはどうすべきか皆で考えて活用していきたいです。30 人規模の会社で、ここまでシステム化を進めているところは少ないと思うので、ここからさらに前進していきたいと思っています!

電子帳票システムの導入により、第一金属工業はさらに進化していきます。

もちろん従来の形を守ることも大切ですが、先を見据え積極的に新しいものを取り入れることも、モノづくりを未来へ繋げる大切な取り組みであると信じています。また、影山グループ全体のICT化を進めるべく、クラフトーチも邁進中です!

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